ここでは、身体ではなく心のケアを行う精神科についてご紹介していきます。
人による向き不向きが顕著な異色の職場!「精神科」
精神科というのは、やはり他の診療科目とは異なる要素を持っています。
基本的に“完璧主義の人・患者が治癒して復帰していく様子を見たい人・お礼を言われるなど目に見える結果を求める人”は正直なところ、まったく精神科勤務に向いていません。
向いているのは、基本的に前向きな性格で、ちょっとやそっとのことに動じない人。そして、患者さんの状態に関わらず、常に一定の対応ができる冷静さも重要になってくるでしょう。
精神科勤務のメリット
【仕事の負担そのものは比較的軽い】
実は精神科看護師の場合、仕事自体の負担はそれほど重くありません。経験者の中にはハッキリと“仕事はヒマ”と仰る方もいらっしゃいます。言い換えれば、精神的な負担は多い代わりに、体力的な負担はやや軽いといったところでしょうか。
“休みが貰いやすく、残業も少ない”という環境に強く惹かれるなら、有力な選択肢として考えても良いと思います。(ただし、認知症・合併症・急性期を対象としている病棟は除きます。これらは体力的にも厳しい仕事だと考えてください。)
実は精神科看護師の場合、仕事自体の負担はそれほど重くありません。経験者の中にはハッキリと“仕事はヒマ”と仰る方もいらっしゃいます。言い換えれば、精神的な負担は多い代わりに、体力的な負担はやや軽いといったところでしょうか。
“休みが貰いやすく、残業も少ない”という環境に強く惹かれるなら、有力な選択肢として考えても良いと思います。(ただし、認知症・合併症・急性期を対象としている病棟は除きます。これらは体力的にも厳しい仕事だと考えてください。)
精神科勤務のデメリット
【精神的にはダメージの大きい職場…】
当然ながら、精神科看護師はかなりメンタルが強くないと続きません。正直、目を覆いたくなるような状況を目の当たりにすることも珍しくありません。ちょっと語弊はありますが“ある程度、自分と患者は別物だと考えていないと辛くて働き続けられない”という意見もあります。
当然ながら、精神科看護師はかなりメンタルが強くないと続きません。正直、目を覆いたくなるような状況を目の当たりにすることも珍しくありません。ちょっと語弊はありますが“ある程度、自分と患者は別物だと考えていないと辛くて働き続けられない”という意見もあります。
暴力行為に要注意(特に男性看護師)
精神科では、患者さんから暴力を振るわれることも珍しくありません。そのために危険手当が給料に上乗せされているほどです。
男性看護師の場合、前後不覚に陥って暴れている患者さんを抑える役回りになるため、それなりの覚悟が必要。
もちろん、患者さんは“あくまで病気によって暴れている状態”なので、一切の反撃は厳禁とされています。どれだけ殴られても、看護師が出来るのは押さえつける程度まで。最悪のケースでは大怪我を負う可能性もあるでしょう。
このあたりは、精神科看護師の厳しい側面と言わざるを得ませんね。